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~ Upon hitting the last month of 2016 (エムズができること)~

11月の最後のカレンダーをめくってから実感しました。12月になってしまった。今年は特に時間が経つのが早かったです。私ごとなのですが、我が家3人の子供たちの3年スパンでやってくる山場の春が今年で、それを無事に見届け、身支度を整えるまで母としても心落ち着かない気分です。教室はこの時期、毎年の締めとしてクリスマス会を子供たちと楽しんで、…やれやれ1年終了・・と年の終わりを惜しみながら良いところも悪かったところも含めて1年間の充実感を味わえる時期がもうすぐやってくるはずなのですが、今年は今から、年も終わってないのに(!)クリスマスも終わってないのに(!)来年の事を考えています。子供達と共に、教室も万全な準備をして春を迎えたいと、今から冬籠りをしながら準備を進めてゆきたいと思います。

来年は特に教室としても大きな動きのある年となりそうです。来春は教室の多くの6年生たちが中学生になります。小学校で6年間を過ごしたあとの中学入学は子供たちにとっても大きな節目となります。部活動を始める子供たちもいるでしょう。新しい事に挑戦する子もいるでしょう。同時にすぐに来る3年後の高校受験に向けて準備を始める子供たちもいるでしょう。今までの生活のリズムや時間帯も大きく変わってくることと思います。習い事の整理もだいたいこのタイミングで始める時です。今回は、小学生から中学生にあがる子供たちの英語力をどう引き継いでゆきたいかという私の考えを英語教室主催者の視点からお伝えしたいと思います。

エムズイングリッシュの英語教育指針の一部です。

英語はできるだけ小さい頃から~とお伝えしてきました。これは誤解があるといけないのですが、小さくなければいけないという意味ではなく、小さい方がよりよいという意味です。英語感覚というととても漠然としていますが、説明ができないその感覚が身につくのは小さい頃の方が早いという意味です。コミュニケーション能力の育成もあります。幼児から小学生に上がるとフォニックスなどを使って文字の導入をし、最近では本当によく耳にするようになりました、聞く・話す・読む・書く-の4技能のバランスの育成をしてきています。この4技能を常に意識してきているのですが年に42コマという少ない時間の中で、すべてバランスよく確実に定着させるのは困難ではあります。優先順位をつけるのであれば、私はコミュニケーション能力を大切と考えているので聞く・話す方により力を注いできました。

特にこの教室で私が自慢ができることは子供たちがみな明るくて英語をとても楽しんでいてくれること、リスニング力は圧倒的に他の同学年のこどもたちよりあるというところです。逆に弱点があるとすれば全体的に読む力と、筆記能力が(これは特に個人差があるのですが)私が期待するレベルにはまだなっていないというところです。この英語能力というものがどこまでのものであるかという「ものさし」もありませんが、ひとつの秤となるのは英検などの検定試験です。

低学年であれば、英検Jr. 上がるにつれ英検等を実際子供たちにうけてもらうことで、私も子供たちの個々の英語能力を改めて第三者の立場から見ることができます。基本私の英語を教える目的は英検を取得させることではないので、特別な英検対策はしていませんが、結果、子供たちは英検を取れるまでのレベルになってくれているのでそれなりの英語力がついてきていると実感できます。一方、別視点ではこれからの英語現場において英検に対するニーズをとても強く感じていることも事実ですので英検対策のクラスも将来的には検討してゆかなければと考えています。話は少しずれましたが、小学生から中学生へ、この先へつなぐ英語について今回はお話ししたいのです。

毎年この時期に前年度の高校の英語入試問題を再度やってみるのですが特にこの2~3年。本当に難しくなってきています。私が解いても50分でリスニングもあり、じっくり解ききれる問題ではないです。英語力(リスニング力・単語力・文法力~)プラス思考力や判断力が英語で要求されている問題が多く、この傾向が強くなってきています。受験においては、中学校卒業までに(たった3年間で!)このレベルにならなくてはいけないんだ~と驚愕してしまうのです。内申・受験ありきの中学生になった時点でコミュニケーション能力重視!なんて悠長なことはいっていられなくなってしまうのです。ここで一つの方向転換をしなくてはいけません。

エムズでは、16歳まで一貫した英語教育をしたいとお伝えしてきました。私は中学の教員を志していた時期があったので教員免許を取得したのですが、小さいこどもからの一貫英語を教えたくていまここにおります。なので出来ればこの教室で、私自身が中学3年卒業するまで子供たちの英語力を伸ばしてゆくことができたら、見届けることができたらというのが理想です。ただ、現状は難しくなかなかそういった機会に恵まれるチャンスは少ないです。受験に対応するには今は殆どの子供たちが、どの時期かの違いはあれ、塾に通う必要性があるからです。塾では3科~5科一貫してみてくれますし、当然その中の必須の英語は組み込まれているので更に英語をここでやるのは経済面でも子供たちの時間面でも負担になってしまいます。また塾とは別の環境の変化もあるのでこの流れの中で一貫してみさせていただく事ができるのは稀なケースのことのように思います。一方、私のもとでの英語の道を選んでくれ遠くから通っていただいたり、英語だけをここで学ぶ選択をしてくだっている生徒さんたちもいて、そういう子供たちは本当に少数派なのですが、だからなおさら、私も全力でその期待に応えたいと思っています。そしてその期待に応えうる指導ができるようリサーチも含め今後も力を積み重ねてゆきたいです。今年もまた受験生たちを今見守っています。本当に英語だけは競争に負けない!という実力と自信をつけてもらいたい。

先日、受験を左右する内申が出ました。あとは本当にこの先を決めるのは入試という本番です。あと、2ヶ月と少し。健闘を心から祈りながら最後まで全力で子供たちに寄り添ってゆきたいと思っています。来春には中学生になる6年生のみなさん-この先いろいろな事が変化してゆくことでしょう。いろいろな選択肢があると思います。その中で、ここでもうしばらく英語を一緒にできる環境にある子供たちがいるのであれば全力でサポートしたいと思います。

私の自信は今までの経験と、やはりなんといっても一貫してみてきている自身の子供たちの英語力にあるからです。小学生までの素直で頭の柔らかい時期にはたくさんの英語のシャワーと英語脳とコミュニケーション能力の育成。中学生からは要となる単語と文法と応用力の育成。同時にやる気を引き出し応援すること。小学生までと中学生からでは英語指導が少し形態が変わりますが、ともにこれから先の英語力に必要な大切なステージです。個人教室にしかできない英語指導がここにはあると信じています。

2016年度最後のニュースレターになりました。春への準備の言葉を添えて、また、来年度もより多くの出会いがありますよう願っています。また、毎年のことながら出会いがあれば同じくらい別れもあります。寂しい気持ちももちろん否定できませんが、それでも子供たちの貴重な時期の一時に一緒にいさせてもらえていることに、またいさせてもらえたことに、いつも感謝をしています。少し早いですが・・・本年度もたくさんのご理解とご協力をいただきありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。

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